2021/01/03

伊吹藍と竈門炭治郎に救われた話②

 2020年に文字通り経済の柱になった鬼滅の刃。
昨日書いたブログの通り、好きだった漫画やアニメをさっぱり楽しめずにいましたが、それでも細々とハイキューのアニメだけは追いかけたりしていました。

ステイホーム期間中、弟に「鬼滅の刃めっちゃ面白いで。ハイキューのアニメくらい動く!はまるわ」と教えてもらい、AmazonPrimeでぼんやり見はじめたら一気に惹きこまれました。ほんと映画レベル。竈門炭治郎のうたも即買い。
ツイッターでも富岡さん推しとかつぶやいたりしました。
漫画も読みたくなりましたが、せっかくだから映画を観てからにする…と我慢していざ映画へ。


映画の前には一切の情報を入れずに見たいため、映画のあらすじも知らないまま観ましたがもうめっちゃ泣いた…。涙は一切我慢せず流し放題でした。マスカラをウォータープルーフにしていて良かった。マスクがハンカチ代わりで(というかマスクいいですね。泣いてもすぐ涙を吸ってくれるし、泣いたのも分かりづらいんだもの。これからもマスクで鑑賞をしたい所存。)替えのマスクをもって来ていて良かった。

序盤に出た無意識領域のあたり、炭治郎の無意識がまるでウユニ塩湖のようだった時点で涙があふれました。あれだけつらいことがありながらも炭治郎の心はこんなに澄み切っているのかと。無意識領域に入り込んだあの青年のごとく、炭治郎の精神に触れて(映画なので「観て」なんだけれど)触れる前と触れた後で心が変わった気がしました。いやマジで。

このnoteがとても興味深かったです。

炭治郎の夢の中の光景でも涙が溢れて、ここ(夢の中)に居たいなぁとつぶやく炭治郎にも泣き、煉獄さんにも号泣し、とにもかくにもほんとに泣きました。一人で見に行って良かった。
未見のままだったので猗窩座登場にはかなりびっくりして、えっここで石田彰さん!?ってなりました。攘夷がJOYだったのが鬼になれに変わってた。
映画館は1席ずつ開けるスタイルで、隣に人がいないのもありがたかったです。
何度か観に行きたかったものの、コロナに罹患したら怖いというのもあって1回しか見られていません。祖母にうつしでもしたらと思うと行けないんだな…。
その後、楽天ブックスで電子書籍を全巻購入。あんなに読み進められなかった漫画を再びこんな風に読めるようになるなんて。2020年の初めには思いもよらなかった。

23巻も発売日に無事購入してすべてを読み終えることができました。
23巻も当然超泣きました。私はやっぱり炭治郎が好きです。恩人の域に達するほどに。

鬼滅の刃をこんなに楽しめるようになり、こうして漫画を読めてアニメをリピートして映画を見に行って、ということが再びできるようになるなんて思いもよらなかったことです。
もう2度と漫画やアニメを楽しめないんじゃないかと思っていたので。
そしてこれから続くであろうアニメ2期や映画の続編が楽しみでなりません。

日常でちょっとしんどかったりしても、「炭治郎ならきっと頑張るはず」的な…短絡的な考えですがそんなことが救いになっていて毎日が楽しくなったのは事実です。

そんな2020年の私の「救い」の話でした!

コロナが収束しない限りはいつもの日常には戻られないんでしょうけれど、個人的には2021年はきっと今までよりも軽やかに生きていける気がします。

何かを楽しめるってしあわせだ!ありがたいことだ!

2021/01/02

伊吹藍と竈門炭治郎に救われた話①

明けましておめでとうございます。
イベント参加ではここぞって時に体調を崩して頑張りきることができず中途半端でご迷惑をおかけしてしまったのですが、それでもこうして変わらずに活動を続けてこられたことがありがたかったです。
2020年も大変お世話になりました。2021年もどうぞよろしくお願いいたします!

こんなつぶやきをしたのですが、2020年はほんとに伊吹藍と竈門炭治郎に救われた一年でした。
個人的に2016年ごろからトラブルに見舞われ続け疲労困憊でどん底で、そのどん底と並行して特許庁への手続きをしたり、家族の2度の骨折と歯の亜脱臼、祖母のわんこ北斗君の糖尿病発症や白内障手術などが(付き添いに私が動く必要があったためしんどかった)起こりました。結果として良く全部乗り切れたなぁとは思いますが、これらの解決と引き換えに私は趣味を手放すこととなりました。
ずっと好きだったアニメや漫画などが全く楽しめない。読み続けられない。視聴できない。音楽も聴かない。ゲームも続かない。眠れないし夢見も悪い。微熱が続く。ただただ楽しめたのはアベンジャーズなどの映画だけ。エンドゲームまで見届けることができたし、もちろん映画にもずいぶん救われたのですが、楽しかったものたちが苦痛となってしまって数年。どうしても埋められない虚しさを抱えた感じ。

ツイッターや漫画やアニメは全く悪くないんです。楽しめなくなった私が悪い訳もなく、楽しむ精神すら蝕んだ原因であるトラブルや疲労が良くないだけなのだ。…しかしトラブルは解決するしかないし。解決しようとしたら疲弊するし。

そして2020年。いろんなことが終わりほっとしつつイベント準備に入った7月の終わりに私自身が帯状疱疹になってもう心が保たない、ズタボロだ…と、そんなとき出会ったのがMIU404と鬼滅の刃でした。

MIU404はTBS系で放送されたドラマで「ノンストップ機捜エンターテイメント」。
『警視庁”機動捜査隊”で伊吹藍(綾野剛)・志摩一未(星野源)がバディを組み24時間というタイムリミットの中で犯人逮捕にすべてを懸ける!』というドラマです(公式HPはこちら)。
その中に登場する伊吹藍がとてもいいキャラクターで、朗らかで気持ちよくて「現在しか見ない」んです。過去は過去、未来は未来、過去にとらわれることがないんですって。伊吹藍は今しか見ない。まるでわんこたちのように。
言葉にしたら単純なことかもしれませんが、めちゃくちゃ難しいことなんじゃないかなと思ったんです。

MIU404の中でも私の心に響いたセリフが、4話ミリオンダラー・ガールでの青池透子について、「彼女の人生はなんだったんだろうな」とつぶやく志摩に返した伊吹の「そんなの俺たちが決めることじゃないっしょ」でした。とても軽い調子で返したそのセリフ。
一見可哀そうに見えたとしても幸せそうに見えたとしても、本当のことは本人しか分からない。他人が決めることじゃない。
一貫してそんな視点を持つ伊吹がほんとに眩しくて、心の澱のようなものがぶわーっと晴れたこと。それが非常に好ましく心地よくて、このドラマに出会えてよかったと思いました。もちろん伊吹自身も悲しみや憤りを持っていたりするのですが、どんなに悲しくても彼は現在しか見ない。そんな伊吹を演じる綾野剛さんのファンにもなりました。

今も伊吹や志麻や4機捜の人たちは捜査をしてるんだろうなと、ーーーもちろんドラマの中のことだとはわかってはいるんですが、そう思うと頬が緩んで前向きな気持ちになります。そう思える作品に出会えて本当に良かった。

鬼滅の刃についてはまた明日に!