2019/12/02

黄色いセンターラインオーバーの交通事故(4)事故の翌日と転院

6月17日(月)の朝が来ました。
ようやく相手方保険会社の担当者が決定します。
弟の会社にも診断書を送り療養することとなりました。
弟は数日間よく寝ていた気がしますが(痛いから眠れてはなかったと言っていた)、私は保険会社との連絡やディーラーとの連絡などいろいろしなきゃいけないことがあって「100:0で自分の保険を使えないときって事故後やばいな、めっちゃ大変やな。入院してて弁護士特約が使えなかったら自分で弁護士探して払わなきゃやからマジで最悪やん…」としみじみ噛み締めていた気がします。
休業補償などがあるとは言え、休んでいる間は申請も出来ないし身体は痛いしNO給料Daysですもんね。この理不尽をぶつける先がない。

【相手方保険会社との連絡】
・100:0の割合なので私の保険会社は使えず、連絡は全て私自身が行う必要があること
・レッカー移動費用は私の保険会社のサービスを2回利用した旨
・ディーラーと相手方保険会社の鑑定人が車の修理額を決定する
・病院代等は相手方が支払うためその同意書などの書面が後日送付されてくるので、記入し送る旨
・後日送付されてくる給与損害証明を会社の総務へ提出する旨
・源泉徴収を相手方保険会社に提出する旨
・治療終了後に示談を行う旨

【私の保険会社との連絡】
・人身傷害は相手方負担となり私の保険会社の負担はなし
・私の保険会社の「搭乗者傷害」が申請できるので、通院後に記入し送る旨
・相手方が車の修理代を払ってくれるので私の保険会社の「車両保険」の取り下げを連絡(この連絡を忘れると車両保険を使った感じになっちゃって保険の等級が下がって保険料が上がります。忘れちゃいかん)
・弁護士特約も使えるから使いたければ的な旨

【ディーラーとの連絡など】
・修理内容及び期間、料金が判明したら連絡をもらう旨
・昨日車を見に行った際に車内のものを回収したけれど、忘れ物があったので再びお店に行っていいか聞いて取りに行きました。運転中に対向車を見ていると妙な気分になるため後部座席に乗って母に運転してもらいました。ありがたい。下が撮った写真。
一見綺麗なままの車。やっぱりかわいいな。
でも窓とミラーがない(涙)
知ってた…知ってたけども。

ディーラーで「お腹にカバンをしていたから怪我がなかったとは思うんですが、カバンも靴もガラスが全然取れなくって捨てなきゃならないんですよね」と愚痴をこぼすと店長さんが「それは補償されるはずなので相手方保険会社へお伝えしておきますね」とおっしゃってくれました。マジか。知らずにいたのでありがたい情報です。
こんな感じで17日は終わりました。
身体は痛いです。テンションも上がらないです。

足を置いていた位置にガラスがなくて感慨深い。
助手席の前にコウペンちゃんが居るんですが
滑り止めマットが優秀なのか
そのままの位置にいました。

車はそんな感じなのに私の傷は治るのが早く
すぐに消えていきました。
しかしガラスを浴びた時にこわばったのか
じわじわと鈍い痛みが続きました。
近い位置にあったミラーが飛び込んできたのに
傷があまりないミラクルに
いろんな人に不幸中の幸いと言われました。

人身事故とするか物損事故とするかについては非常に迷ったのですが、結局人身事故として届け出ました。ちょっと引きますよね、運転者の私が加害者で同乗者の弟が被害者となると聞くと。
人身事故にする旨を警察へ連絡し、後日診断書を警察署に持っていきました。持って行った際に免許書のコピーを取られた気がします。忙しさと目まぐるしさでちょっとあやふやな記憶。
人身事故となると実況見分を要します。事故現場に行かなきゃいけないのかぁとちょっとブルーな気持ちになりました。
後日行われた見聞に弟も一緒に行き、別々に聞かれる形で終わりました。青空実況見分。「この丸印の地点で相手の車を見てそこから3〜4mのこの地点でぶつかっていた」などと詳しい状況を教えてもらったり同意したりして調書を取られます。
きっちり図面が書かれていて、警察の仕事の大変さを垣間見ました。
しかし時速40km走行、相手が時速45〜50km走行として、距離4mなら0.1秒後やん。アベンジャーズくらいやないと避けれんって。ナビの映像を見て1秒なくぶつかっていたのを再度実感しました。
相対速度は85〜90kmくらいになるのかな。

そして病院については、個人病院(整形外科)へ転院することにしました。ネットで初診予約できるのが嬉しくて早速予約。ついでに弟も一緒に変更。一緒に行った方が楽です。仲良しですねと言われましたが、同じ家から別々に同じ場所へ行く方が面倒なことである。

病院を変更する場合、相手方保険会社へ連絡を入れなくちゃいけないようですが、この時は知らずにいたため病院の外で慌てて転院したい旨と転院先を連絡し事なきを得ました。
薬を処方されたときに行く薬局へも連絡が必要でした。自分たちの健康保険を使わずに自賠責利用になるからです。実費支払をしてしまうと、後日返金してもらいに行かねばなりません。初日の痛み止め処方では実費で支払ったため別の日に返金してもらいに行きました。全くの徒労です。体が痛いせいで自分に超立腹しました。

6月22日に車の修理代が決まった旨の連絡がありました。
ディーラーへ向かい、詳しい話を聞きに行きます。

2019/12/01

黄色いセンターラインオーバーの交通事故(3)事故当日の夜

相手方の方及びその上司の方に送っていただいて市民病院から帰宅しましたが、今頃映画館にいたはずだったのになと呆然とした気持ちのままでした。めっちゃ見たかったですよ、ゴジラの4DXマキシマムバトルエディション…。さすがに事故後に揺れて動く映画は見られない。
しかしがっかりしたり痛がる暇もなくもうすでにいろんな連絡の必要が出てきていました。

【ディーラー】
・ドライブレコーダーのSDカードを抜いてもらうように伝える
・修理の予定などを聞く
・車に乗られない間の代車は誰に聞くべき…?
【警察】
・警察に「対物事故」「人身事故」のどちらで報告するか
・人身事故とする場合は病院の診断書の提出が必要
※人身事故とする場合は運転者の私も加害者となり弟は被害者となる
【相手方保険会社】
・車担当と怪我担当の方2人が決定するまで話は進まない
【自分の保険会社】
・事故の報告
・まずは本社に繋がるが、その後は各地域の支社へ引き継がれる感じ
※これも引き継ぎ先が決定するまで話は進まない

特にこの日(6月14日)は小雨が降っていて本降りになりそうだったため窓がない状態の車が気になって仕方がなかったのですが(だからレッカーの連絡引継ぎに必死だった)、ディーラーに車を預かってもらえたので安心でした。
窓もなくなってガラスまみれで中まで濡れちゃったら可哀そうすぎますもん…。

すでに金曜の夜になり営業時間が終わるころになっていました。
ディーラーへは赴けないため、代車について相手方の会社へ電話しました。さらに上の上司の方が出て速やかに代車の手配をしてくださることとなり安心。ありがたい。
これも相手方が「社用車」でしっかりした保険が掛けられた状態だったから良かったのだと思います。相手方が任意保険未加入なら、自分の保険の弁護士特約(300万円まで負担してくれるものでした)を使ってあれこれする必要があったと思われます。今回弁護士特約は相談料1回分だけで済むかなという感じです。というのも現在弟の方は示談が完了まで行っていないからです。

この日は担当など未決定のままでしたが、「搭乗者傷害」について自分の保険の方に詳しく教えてもらいました。自動車保険ならデフォルトであるのかな。
「搭乗者傷害」は相手方保険の補償に関係なく通院4日以内の怪我でも1人につき1万円支払われるもので、5日以上の場合は損傷の箇所につき変わってくるものだそう。その後保険の等級にも関係してこない制度です。検査してもらったり治療で5日以上通院したなら申請すべきです。書面などを送付してもらい記入して提出すると速やかに支払ってもらえます。ありがたい制度です。
「搭乗者傷害」を申請しその入金があった後に
送られてきた書面と
事故後に警察の方からもらう連絡カード。

そして自分の保険の「車両保険」について、事故の連絡後はいつでも払える状態にするそうです。キーロックを解除した状態ですね。
相手方保険の車担当者が決定し、修理等の補償をきちんとするという連絡をもらうまではいつでも払える状態のままでいてもらいますが、担当者決定と補償することが決まり次第、「車両保険利用の取り下げ」の連絡をする必要があるそうです。私も補償決定後に取り下げの連絡を入れました。キーロックを再び施錠した状態ですね。
この取り下げの連絡を忘れると車両保険を使ったことになるらしく等級が下げられてしまいます。要注意ですよね。知らないことだらけだ。

さて、翌日の6月15日(土)の午後には代車のVitzが来てくれました。
加速がよくて、でも暑さが堪えたVitz。
7月下旬までお世話になりました。

その後すぐにディーラーへ車の状態の確認に行きました。
これも当たり前のことですが代車でディーラーへ行くわけで、さらに当たり前のことですが走行すれば対向車がいっぱいいるわけで、非常に微妙な気分になりました。センターラインから出てこんやろな、みたいな。疑念の塊かよ。
車の状態は外見とは裏腹に修理に時間がかかりそうで、修理工場へもっていかなければ正確な日数は分からないけれど1か月以上はかかりそうと店長さんに伝えられました。
運転していた私は見た目では全く重症でないのですが車内のガラスの状態で「えっ、運転してて事故に遭ったんですよね。大丈夫だったんですか」とびっくりされました。ですよね。本当なら血まみれになったり刺さっていそうですもんね。
車の状態はというとエアコン内部へもガラス片が入り込んでしまい、助手席側の窓やフロントガラス、助手席後ろの窓にもガラスが刺さっていたそう。ガラスの完全除去にも日にちを要し、運転席側(車の右側)ドアは全部取り換えになるということでした。1年経っていない車だったため悲しみしかありません。
車体のコーティングなど含め、グレードアップするためのものではなく「事故に遭う前」の状態に戻すのが相手方の補償です。なので例えばハンドルカバーを現状と同じにするならば、買ったときの領収証などをそろえた上で同じものを購入し領収書を取っておく必要があります。
車内に置いていたものたちを回収し帰路へ。
事故自体は不幸なことですが、人間に怪我が少なかったり他へ被害もなくエンジン等の車本体は無事であるという幸運を噛み締めつつも複雑な思いを抱きました。

人身事故にするか物損事故にするか、それが問題な続きはまた明日に。

2019/11/30

黄色いセンターラインオーバーの交通事故(2)事故当日

昨日の続きになります。
15時26分22秒に事故がおこり、車停車後に警察に連絡。
その後すぐに警察が来てくれました。

⑩15時39分37秒の映像
交通の妨げにならない場所へ移動。
事故の相手方の方も私や弟に声を
かけてくださっていました。
この間にドライブレコーダーの
画像確認や軽い聴取等もされました。

⑪15時48分09秒の映像。
鋭利な破片ではないとは言えども
ガラスを浴びて服に血が少し落ちていたので
救急車も呼ぶことになりました。

車はレッカーで保険会社契約の自動車工場へ。 
この後再びレッカー車でディーラーの元へ
移動することになります。
我々は市民病院での診察後
救急窓口で診断書をもらいました。
事故の相手方の方は社用車の運転中だったため
急遽駆け付けた相手方の上司の方が
病院へ来てくださっており
謝罪もありつつ市民病院から家へ送ってくださいました。
ありがたいのだけれど、
一番ありがたいのはぶつからないことだった…。

以上、こんな感じの事故でした。
危機を感じた2秒後には全身ガラスまみれで、ほっぺたも含め身体中全部にガラスの産毛が生えている感じ。
事故後すぐは体温も上がるらしく、救急車内で熱を測られると微熱があり、「なるほど、人体は命の危機を感じると熱が出て血圧も上がって脈拍も早いのか」と心底思った記憶。弟も同じく高かったようです。救急車が来てからも保険会社への連絡をしていて、せっかく手当てをしていただいていたのに申し訳ない気持ちが今でもあります。

相手の方は携帯に着信がありお尻のポケットから携帯を出そうとしていたとのこと。携帯画面を見ようとせず、どこかで停めた際に再度かけなおしてくれていたら良かったのだ…マジで。
しかし、もし事故が起きるのが数秒早かったならばミラー接触だけでは済まず、側面か正面衝突になっていただろうし、数秒遅かったならばこちらの車体後方にあたってその衝撃で後ろへ振られ土手の下へ落ちていたかもしれません。

だって土手がほらこの角度。

運転する方ならわかるかと思いますが、ハンドルを握る手とサイドミラーの距離は近いです。その距離でサイドミラーが壊れて窓を突き破ってきたのに、手指や腕はもちろん体に大きな傷がなかったのはかなり奇跡であるような気がします。

(toyaさんによる写真ACからの写真)
サイドミラーがこの距離で窓を突き破って
入ってくるわけですもんね。

一応相談をと思い、夏頃に話を聞いてもらった弁護士さんには「同じような事故で目に怪我をされて失明された方が居られました」と言われました。確かにそうなっていてもおかしくないです。
目に当たったなら、手や指に大きな怪我をしてしまったら、色んなことが出来なくなる。

無残なサイドミラー(の痕)と全部割れた窓ガラス。
白い傷の部分とドアバイザーの割れた箇所が
相手方との接触部分と思われます。
車体も綺麗に見えてはいましたが
細かな傷がたくさん入っていた模様。

後部座席の足元の写真です。
弟の傘とサイドミラーの残骸。
警察の方が車内へ入れてくれていました。
写っているのが接触後に後方へ吹っ飛んだ部品。
ここにない鏡部分などは我々の足元に落ちていました。
座席は全て黒いカバーをしていたので
傷は無かった様子。

特に私は七分袖の服を着ていたことと、チャムスのウエストポーチをお腹の上にしたまま運転していたのが良かった気がします。飛び込んできたサイドミラーの「鏡」部分はたぶんウエストポーチにあたって落ちたのではとないだろうか。
胸元や腕に打撲痕も多々出来てはいましたが、刺さりはしなかったことの幸運さよ。
ウエストポーチや履いていた靴は細かいガラス片がどうしても取れず捨てなきゃならなくなりましたが、体に当たらずに下に落ちてくれたのが奇跡です。守ってくれてありがとうチャムス。と靴。
2018年の宙フェス出店時にも
一緒だったウエストポーチ
この画像の青いやつです。
私は物持ちがいいタイプなので
まだまだめっちゃ綺麗でした。

助手席の弟もかばんを太ももの上に置いていたので、首にガラスが刺さっただけで済みました。
済みました、とはいえ勢いよくガラスを全身に浴びたダメージはのちのち出てきます。刺さっているのも病院へ運ばれるまで分からなかったので、アドレナリンが出ていたんだろうな。

映画を観られなかったことが非常に悔やまれますが、生きていられただけで幸運だったのだろうと思います。ちなみにこの映画代やカバン、靴代は保険で返ってきます。
しかしかばんや靴は減価償却の計算がなされます。
保険や病院については次のブログで。