2019/12/01

黄色いセンターラインオーバーの交通事故(3)事故当日の夜

相手方の方及びその上司の方に送っていただいて市民病院から帰宅しましたが、今頃映画館にいたはずだったのになと呆然とした気持ちのままでした。めっちゃ見たかったですよ、ゴジラの4DXマキシマムバトルエディション…。さすがに事故後に揺れて動く映画は見られない。
しかしがっかりしたり痛がる暇もなくもうすでにいろんな連絡の必要が出てきていました。

【ディーラー】
・ドライブレコーダーのSDカードを抜いてもらうように伝える
・修理の予定などを聞く
・車に乗られない間の代車は誰に聞くべき…?
【警察】
・警察に「対物事故」「人身事故」のどちらで報告するか
・人身事故とする場合は病院の診断書の提出が必要
※人身事故とする場合は運転者の私も加害者となり弟は被害者となる
【相手方保険会社】
・車担当と怪我担当の方2人が決定するまで話は進まない
【自分の保険会社】
・事故の報告
・まずは本社に繋がるが、その後は各地域の支社へ引き継がれる感じ
※これも引き継ぎ先が決定するまで話は進まない

特にこの日(6月14日)は小雨が降っていて本降りになりそうだったため窓がない状態の車が気になって仕方がなかったのですが(だからレッカーの連絡引継ぎに必死だった)、ディーラーに車を預かってもらえたので安心でした。
窓もなくなってガラスまみれで中まで濡れちゃったら可哀そうすぎますもん…。

すでに金曜の夜になり営業時間が終わるころになっていました。
ディーラーへは赴けないため、代車について相手方の会社へ電話しました。さらに上の上司の方が出て速やかに代車の手配をしてくださることとなり安心。ありがたい。
これも相手方が「社用車」でしっかりした保険が掛けられた状態だったから良かったのだと思います。相手方が任意保険未加入なら、自分の保険の弁護士特約(300万円まで負担してくれるものでした)を使ってあれこれする必要があったと思われます。今回弁護士特約は相談料1回分だけで済むかなという感じです。というのも現在弟の方は示談が完了まで行っていないからです。

この日は担当など未決定のままでしたが、「搭乗者傷害」について自分の保険の方に詳しく教えてもらいました。自動車保険ならデフォルトであるのかな。
「搭乗者傷害」は相手方保険の補償に関係なく通院4日以内の怪我でも1人につき1万円支払われるもので、5日以上の場合は損傷の箇所につき変わってくるものだそう。その後保険の等級にも関係してこない制度です。検査してもらったり治療で5日以上通院したなら申請すべきです。書面などを送付してもらい記入して提出すると速やかに支払ってもらえます。ありがたい制度です。
「搭乗者傷害」を申請しその入金があった後に
送られてきた書面と
事故後に警察の方からもらう連絡カード。

そして自分の保険の「車両保険」について、事故の連絡後はいつでも払える状態にするそうです。キーロックを解除した状態ですね。
相手方保険の車担当者が決定し、修理等の補償をきちんとするという連絡をもらうまではいつでも払える状態のままでいてもらいますが、担当者決定と補償することが決まり次第、「車両保険利用の取り下げ」の連絡をする必要があるそうです。私も補償決定後に取り下げの連絡を入れました。キーロックを再び施錠した状態ですね。
この取り下げの連絡を忘れると車両保険を使ったことになるらしく等級が下げられてしまいます。要注意ですよね。知らないことだらけだ。

さて、翌日の6月15日(土)の午後には代車のVitzが来てくれました。
加速がよくて、でも暑さが堪えたVitz。
7月下旬までお世話になりました。

その後すぐにディーラーへ車の状態の確認に行きました。
これも当たり前のことですが代車でディーラーへ行くわけで、さらに当たり前のことですが走行すれば対向車がいっぱいいるわけで、非常に微妙な気分になりました。センターラインから出てこんやろな、みたいな。疑念の塊かよ。
車の状態は外見とは裏腹に修理に時間がかかりそうで、修理工場へもっていかなければ正確な日数は分からないけれど1か月以上はかかりそうと店長さんに伝えられました。
運転していた私は見た目では全く重症でないのですが車内のガラスの状態で「えっ、運転してて事故に遭ったんですよね。大丈夫だったんですか」とびっくりされました。ですよね。本当なら血まみれになったり刺さっていそうですもんね。
車の状態はというとエアコン内部へもガラス片が入り込んでしまい、助手席側の窓やフロントガラス、助手席後ろの窓にもガラスが刺さっていたそう。ガラスの完全除去にも日にちを要し、運転席側(車の右側)ドアは全部取り換えになるということでした。1年経っていない車だったため悲しみしかありません。
車体のコーティングなど含め、グレードアップするためのものではなく「事故に遭う前」の状態に戻すのが相手方の補償です。なので例えばハンドルカバーを現状と同じにするならば、買ったときの領収証などをそろえた上で同じものを購入し領収書を取っておく必要があります。
車内に置いていたものたちを回収し帰路へ。
事故自体は不幸なことですが、人間に怪我が少なかったり他へ被害もなくエンジン等の車本体は無事であるという幸運を噛み締めつつも複雑な思いを抱きました。

人身事故にするか物損事故にするか、それが問題な続きはまた明日に。

2019/11/30

黄色いセンターラインオーバーの交通事故(2)事故当日

昨日の続きになります。
15時26分22秒に事故がおこり、車停車後に警察に連絡。
その後すぐに警察が来てくれました。

⑩15時39分37秒の映像
交通の妨げにならない場所へ移動。
事故の相手方の方も私や弟に声を
かけてくださっていました。
この間にドライブレコーダーの
画像確認や軽い聴取等もされました。

⑪15時48分09秒の映像。
鋭利な破片ではないとは言えども
ガラスを浴びて服に血が少し落ちていたので
救急車も呼ぶことになりました。

車はレッカーで保険会社契約の自動車工場へ。 
この後再びレッカー車でディーラーの元へ
移動することになります。
我々は市民病院での診察後
救急窓口で診断書をもらいました。
事故の相手方の方は社用車の運転中だったため
急遽駆け付けた相手方の上司の方が
病院へ来てくださっており
謝罪もありつつ市民病院から家へ送ってくださいました。
ありがたいのだけれど、
一番ありがたいのはぶつからないことだった…。

以上、こんな感じの事故でした。
危機を感じた2秒後には全身ガラスまみれで、ほっぺたも含め身体中全部にガラスの産毛が生えている感じ。
事故後すぐは体温も上がるらしく、救急車内で熱を測られると微熱があり、「なるほど、人体は命の危機を感じると熱が出て血圧も上がって脈拍も早いのか」と心底思った記憶。弟も同じく高かったようです。救急車が来てからも保険会社への連絡をしていて、せっかく手当てをしていただいていたのに申し訳ない気持ちが今でもあります。

相手の方は携帯に着信がありお尻のポケットから携帯を出そうとしていたとのこと。携帯画面を見ようとせず、どこかで停めた際に再度かけなおしてくれていたら良かったのだ…マジで。
しかし、もし事故が起きるのが数秒早かったならばミラー接触だけでは済まず、側面か正面衝突になっていただろうし、数秒遅かったならばこちらの車体後方にあたってその衝撃で後ろへ振られ土手の下へ落ちていたかもしれません。

だって土手がほらこの角度。

運転する方ならわかるかと思いますが、ハンドルを握る手とサイドミラーの距離は近いです。その距離でサイドミラーが壊れて窓を突き破ってきたのに、手指や腕はもちろん体に大きな傷がなかったのはかなり奇跡であるような気がします。

(toyaさんによる写真ACからの写真)
サイドミラーがこの距離で窓を突き破って
入ってくるわけですもんね。

一応相談をと思い、夏頃に話を聞いてもらった弁護士さんには「同じような事故で目に怪我をされて失明された方が居られました」と言われました。確かにそうなっていてもおかしくないです。
目に当たったなら、手や指に大きな怪我をしてしまったら、色んなことが出来なくなる。

無残なサイドミラー(の痕)と全部割れた窓ガラス。
白い傷の部分とドアバイザーの割れた箇所が
相手方との接触部分と思われます。
車体も綺麗に見えてはいましたが
細かな傷がたくさん入っていた模様。

後部座席の足元の写真です。
弟の傘とサイドミラーの残骸。
警察の方が車内へ入れてくれていました。
写っているのが接触後に後方へ吹っ飛んだ部品。
ここにない鏡部分などは我々の足元に落ちていました。
座席は全て黒いカバーをしていたので
傷は無かった様子。

特に私は七分袖の服を着ていたことと、チャムスのウエストポーチをお腹の上にしたまま運転していたのが良かった気がします。飛び込んできたサイドミラーの「鏡」部分はたぶんウエストポーチにあたって落ちたのではとないだろうか。
胸元や腕に打撲痕も多々出来てはいましたが、刺さりはしなかったことの幸運さよ。
ウエストポーチや履いていた靴は細かいガラス片がどうしても取れず捨てなきゃならなくなりましたが、体に当たらずに下に落ちてくれたのが奇跡です。守ってくれてありがとうチャムス。と靴。
2018年の宙フェス出店時にも
一緒だったウエストポーチ
この画像の青いやつです。
私は物持ちがいいタイプなので
まだまだめっちゃ綺麗でした。

助手席の弟もかばんを太ももの上に置いていたので、首にガラスが刺さっただけで済みました。
済みました、とはいえ勢いよくガラスを全身に浴びたダメージはのちのち出てきます。刺さっているのも病院へ運ばれるまで分からなかったので、アドレナリンが出ていたんだろうな。

映画を観られなかったことが非常に悔やまれますが、生きていられただけで幸運だったのだろうと思います。ちなみにこの映画代やカバン、靴代は保険で返ってきます。
しかしかばんや靴は減価償却の計算がなされます。
保険や病院については次のブログで。

2019/11/29

黄色いセンターラインオーバーの交通事故(1)事故当日

アメコミなどのアクション映画が好きでよく観ます。
弟は私に輪をかけてアクション映画が好きで、趣味が合うので一緒に観に行く機会が多いです。
ハリウッド版ゴジラの期間限定4DXマキシマムバトルエディション公開日。
弟がちょうど有休とられるタイミングということで2人分の予約をした午後のこと。弱い雨が降るか降らないかという微妙な天気の中、私は運転席にいて弟は助手席にいました。
「雨はまぁ降ってもええよな、映画やから関係ないし。楽しみやなあ」と談笑しつつ走行していたところ、突然の事故に遭いました。
奇しくも12か月点検を早めに受け終えた日の翌日のことでした。エンジンオイルも新品にしたのに。

簡単にまとめると、
・対向車がセンターラインを越えてくる
・サイドミラー同士ががっちりぶつかる
(幸運にも車体本体に接触はなかったのですが、運転席側のドア取り換えや車体右側の塗装とコーティングが全部やり直しになりました)
・黄色のセンターラインオーバーは相手方100:こちら0の過失割合
・100:0の割合の事故は自分の保険会社を使えないため、相手方の保険会社との連絡や手続きを全部自分でしなきゃいけない
・ドライブレコーダーと保険は非常に大切
・事故後数日こそ多忙かつ身体が痛い
・相手方の車が社用車で良かったのかもしれない
という話です。

こんな事故の凡例ってあるのかな、どんな経緯を辿るのかなと調べても出てこなかったので、『100:0の事故の場合はどんな風になるのか』ということが役立てられたらと思います。何かの参考に読んでくださったら嬉しいです。

今日はまず、事故が起きた日のことを書きます。
ちょうどこのあたりが事故現場。「合流道路あり」の交通標識のある方向へ走行していました。
画面の左側が西で右側が東です。私は左側を走行していました。
西側には水道関連の施設があり、細い川があります。
東側には一級河川の加古川が流れており、河川敷が広がっています。
県道自体が高さのある土手で車以外は通りにくい車道主体の道路。サイクリングロードや歩道は河川敷に設けられています。

実況見分時に暇に任せて撮った写真。
上記GoogleMapの東側(右)にあたる位置。
土手はこんな感じで高さがあります。
サイクリングロードなども見えています。
手前のシルバーの車は代車として
長らくお世話になったVitz。
加速が超良かった。ありがとうVitz。

事故当時のドライブレコーダーの映像を振り返ってみます。
今ようやく平気になったので書けているわけですが、映像を見返すのは非常にストレスでした。特に実況見分前に警察から「ひと通り見ておいてほしい」と言われたときはとても動揺した自分を自覚しました。ひどい怪我というわけでもないのに。しかしセンターランに寄ってくる車がいたら身構える癖がついています。消えそうにない癖だ。
それはさておき本題へ入ります。
事故に遭う12秒前からいきます。15時26分までは平和な日常が流れます😥

①15時26分10秒その1。
我々の前を走っていた普通車はゆっくり走行。
それについていく我々も時速50㎞の道を
時速40kmくらいの速度で走行。

②15時26分10秒その2。
対向車線を走行する車の数も少なく
弱い雨が降っています。

③15時26分19秒。
白い軽トラックが通り過ぎ、その後ろに茶色い軽自動車、
更にその後ろに青いトラックがいます。

④15時26分20秒。
青いトラックとすれ違ったと瞬間
白い軽トラックが見えてきています。

⑤15時26分22秒その1。
「あれ、やばい?」と思う暇もなく
こちらへ寄ってきています。
時速40㎞で走行中の2秒で何ができようか。

⑥15時26分22秒その2。
道に余裕があれば左にハンドルを切れますが
回避することも急ブレーキも無謀。
幸運にも車体はぎりぎり平行に通り過ぎましたが
ミラー同士が勢いよくヒットしたようでした。
法定速度内とはいえ相手の方が速かったのか
こちらが当たり負けた感じ。
危険を感じて目を強く閉じたのを覚えています。
弟は携帯を見ていて無防備だったのでもっと怖かったはずです。

⑦15時26分22秒その3。
後ろのレコーダーの映像。
赤い丸はサイドミラーの破片。
鏡部分が車内へ飛び込み
残りは後ろへ飛んで行きます。
後ろを走る黒い車も恐怖を感じたと思います。
後続車を巻き込まなくて良かった。

⑧15時26分28秒
呆然としつつゆっくり停止。
割と落ち着いたまま弟が110番と家に連絡し、
私がレッカー手配と保険会社への連絡をしました。
奇しくも数日前に自動車保険の更新をしたところ
だったため、電話番号やレッカー車について
記憶に新しかったのである。
しかし事故発生場所の住所が分からず非常に困りました。
だって道路しかない土手やもん…

⑨15時39分03秒
この数分前に警察が来てくれました。
事故後停車したままの位置だと危険なため
安全に止められる場所へ移動を促されます。

1ページが長くなりすぎると読みづらいので、続きは明日に。